日帰り白内障・硝子体手術

Cataract surgery


Cataract surgery

日帰り白内障手術

当院で行う手術は全て入院ではなく日帰り手術で施行しております。
手術後、少し休んで帰ることができます。

日帰り手術のメリット

  • 仕事や介護がある方は休む期間を短くできること。
    日常生活のリズムを大きく崩さず手術ができます。早期の社会復帰が可能です。
  • 寝衣などの入院準備が不要です。
  • 総費用を安く抑えられること。
    (標準的な手術の場合、日帰りですと入院での手術の総費用に対して費用が半分程になります。)
  • 入院による不安、精神的な落ち込みがなく、術後自宅でゆっくり休めて安心できます。

白内障の治療

白内障の治療として点眼薬が処方されることがありますが、進行を遅らせることはできても治すことができません。

見づらさを強く感じた場合や医師から勧めた際には、手術を行うことが多いです。

また、原発閉塞隅角緑内障に対する治療として白内障手術を行う場合もあります。

硝子体手術について

硝子体という水晶体の奥にあるドロッとしたゼリー状の組織が何らかの原因で濁ったり、出血したり、網膜を牽引した場合に硝子体手術を行います。

手術を行う主な疾患は、糖尿病網膜症、黄斑前膜、網膜剥離、硝子体出血、黄斑円孔、硝子体混濁などがあります。

Flow

日帰り白内障手術流れ

診断・術前検査・手術説明

術前検査日には詳細な検査を行います。

白内障手術では、眼内レンズの種類や度数を決めるために必要なデータを取得して、白内障以外の異常がないかなどを調べます。

近年、検査方法が進歩したことにより、手術後の見え方の質をより良くしたり、合併症の発生率を低下させたりすることが可能になりました。

事前に患者様の生活形態や趣味、仕事等の情報をよく聞き目の状態を精密に計測して患者様のライフスタイルに合わせて眼内レンズの種類や度数を決定していきます。

硝子体手術では、手術前の網膜の状態などを詳しく検査しカルテに残します。白内障手術と同時に行う場合は、眼内レンズの種類や度数を決めるために必要なデータも取得します。

同日に手術方法や点眼について医師や看護師から詳しく説明します。その際、自宅でも確認できるように資料もお渡しします。

手術当日

事前にお渡しする予約時間に来院をお願いします。手術当日に発熱など体調不良の方は無理せずお申し出ください。

手術前の検査、点眼

血圧測定などの検査を行い、当日の体調を確認します。その後目薬を点眼し瞳孔を開きます。着替えを済ませていただき手術室へ入室となります。

手術準備

手術室のベッドに仰向けに寝ます。

眼のまわりと眼の表面を消毒し、眼のみ局所麻酔をします。

手術

手術は白内障手術で通常15分程度、硝子体手術で通常30~60分程度、手術が難しい方などは目安の時間以上かかる場合もあります。

眼科手術用の顕微鏡を使用して行うため、はじめはまぶしく感じますが徐々に慣れてきます。手術中は少し押される感じがありますが、痛みはほとんどありません。

局所麻酔ですので手術中は意識がはっきりしており、お話することが可能です。何か不具合があれば、医師や看護師に我慢せずにお声がけください。

最後に抗菌の点眼と眼帯をつけて終了です。

帰宅

リカバリールームで少しお休みをしてから会計をして頂きお帰りいただきます。

手術当日は眼帯をしているため、見えづらくなります。お気をつけてお帰りください。

手術後診察

手術をした後は、点眼継続と定期診察が必要です。

術後の状態によっては、お薬の内容が変わることもあります。

自己判断はせず、医師の指示に従って検査・診察をしてください。